親父の視点

昨日、最高の離婚SPを親父と二人で見た。瑛太を小野真千子がベッドに誘うシーンの気まずさは半端なかったものの、楽しく見れた。

父親はこのドラマが好きらしい。あまりドラマを見る人ではないので、その言葉がすごく意外だった。

面白いと思う理由を聞いたら、さらに意外で、セリフが長いから、とのこと。この番組は、結婚相手の嫌なところに怒り傷付き、仲直りしていくのが見せ場。その中で、キャラクター設定もさることながら、口論する時にしゃべりすぎというくらい、きちんと言いたいことを言うところにリアリティがあり、好きなんだそうだ。会話が細切れではない、とは父親の言葉だが、思わずなる程、と感じた。

演技力がある、とか、脚本が、という曖昧な言葉ではなく、長いセリフがいい、という視点。父親はこのドラマのいいところがはっきり見えていたんだな。

最近、堺雅人がすごく評価されているけれど、それもきっと長いセリフの説得力を、世の中の人が受け入れているのだろう。半沢直樹しかり、リーガルハイしかり。

好きなもの好きな理由はココ、とはっきり言える強さ。それを持ってる父親にはっとさせられ、また、そう思わせたドラマに感心した。いい夜になったなぁ。