2014-01-01から1年間の記事一覧

ファミリーツリー

ジョージクルーニー出演の家族コメディ。ハワイに住んでる、というお気楽なイメージとは裏腹に、事故で死にゆく妻の、隠されていた秘密が明らかになっていく、しかも救いようのない形の重たいお話。母の秘密と、娘たちに翻弄されるジョージクルーニーのシリ…

マリーゴールドホテルへようこそ

邦題はこんな感じだったはず。歳をとり、老後をインドで暮らそうとマリーゴールドホテルに集まる老人たちの話。インドのことが好きだったり嫌いだったり。お金があったりなかったり、独身だったり家庭持ちだったり。人によって価値観は様々。色々あるけど、…

ヴェニスの商人

W.シェイクスピアの書いた戯曲。知らない人はいない、もとい、聞いたことのない人はいないマスターピースだ。知らない人はいない、を言い換えたのはつまり、今日まで私はこの話を読んだり観たりしたことがなかった。もちろん、ヴェニスの商人、という名前は…

コーヒーアンドシガレッツ

コーヒーとタバコを挟んだ基本的には2人の会話劇。10分弱のショートストーリーがオムニバスになって展開される。人はなぜ、虚勢を張りながら生きていくのだろう。この映画の登場人物も、ダメな自分に気付きながら、誤魔化そうとタバコを吸い、コーヒーを飲む…

海底二万里

ベルヌ作の長編冒険小説。古典であり、名作と呼ばれる。フランス行きに先駆け、フランスの作家を読もうと選んだ一冊。80日世界一周は読んだことがあり、そのラストに驚き感動した。同じベルヌの代表作。さすがの描写力と、長い話を飽きさせないストーリーで…

stand by me ドラえもん

人は慣れる生き物で、昔と違うドラえもんの声も、3Dの見た目も一時間も経てば慣れるものだ。むしろ、しずかちゃんなんかは可愛く感じてくる。不思議なものだ。ドラえもんを観ていたのはもう20年以上前。しかしながら小さい時の記憶は案外良く覚えているもの…

世界を変えた10冊の本

池上彰が好きだ。かっこいい。ああいう大人になりたかった。わざわざ追いかけるつもりはないが、テレビを付けて、出ていると見てしまう。幅広い見識と、多面的なアプローチが持ち味、だと勝手に思っている。そんな池上彰の書いた本を読んでみようと買った、…

テレクラキャノンボール2013劇場版

知り合いから、是非に!とお勧めされ、ついつい見てしまった映画、、、ではなく、まぁ、AV。しかしながら、会場の映画館の4割近くは女性客。立ち見が出る盛況振りに驚きを隠せない。映画の中身は、検索すれば出てくるので割愛。ネタバレもしたくないので。こ…

世界から猫が消えたなら

同世代の有名人、はたくさんいるけれど、エンタメ業界でダントツに有名なのは、映画プロデューサーの川村元気氏。数々のヒット映画をプロデュースし、書いた小説は大ベストセラー。組織の中に身を置きつつ、同世代でここまでのことができるのは本当にすごい…

アフリカの蹄

帚木逢生氏の小説は、浪人時代に新宿の本屋でたまたま手に取って以来、読み続けている。医者ならではの医療ネタは説得力もあるし、勝手に名門だと思っている東大仏文科出身の人物描写、表現力はさすがである。アフリカが舞台の本小説、Amazonで買えたので買…

エスプリ思考

エルメス本社(!)に勤める副社長の日本人(斎藤氏)に取材した、エルメスと斎藤さんのお話。基本的にはエルメスの広報誌。この本は元々、斎藤氏が日本支社にいる時に出版の打診を行い、そして断られた後、グローバルの副社長になった際に再度申し込んだら…

北斎殺人事件

葛飾北斎といえば、浮世絵の第一人者。日本以上に世界で評価され、大英博物館には日本の美術館以上にコレクションがあるという。富嶽三十六景を始め、ダイナミックな構図と色彩は日本文化の象徴といっても過言ではない。日本画、特に美人画などはあまり関心…

十角館殺人事件

日本にミステリブームを起こした、との触れ込みの小説。これまで読んだことがなかったので、どんなのんかと思って購入。最近は、いわゆる推理小説ではなく、どちらかというとサスペンスを読んでいたんだな、と感じさせる、これぞ推理小説。読みながら、一体…

風立ちぬ

ジブリ映画。とても悲しく、そして見応えのある映画だった。大体にして、第二次大戦、ゼロ戦の話というだけで、ハッピーエンドにはなりえない。しかも西欧列強の進んだ工業技術を目の当たりにし、それを超える飛行機を開発し、戦争に勝つなど、まさに奇跡が…

クリスマスを探偵と

伊坂幸太郎の短編小説。Kindleで、やけに安いな、と思い購入。舞台はローテンブルグ。ドイツのミュンヘンから、電車で3時間くらい行った、おとぎ話に出てきそうな街、である。本のあらすじを読んだ時、ローテンブルグが舞台と書いてあり、なんだか珍しいなぁ…

アナ雪!

ようやく見たアナと雪の女王。DVDで見たので、字幕か吹き替えか、ギリギリまで悩んで、結局吹き替えを選択。やっぱり松たか子の歌聞きたいし。映画は、100分に詰め込まれた壮大な兄弟喧嘩。そう書いてしまうと身も蓋もないものの、やはりディズニー映画だけ…

ブルー

アオコンゴウインコが主役のアニメ。鳥好きの我が家では大ヒット。早く2も見たい。面白いなーと思ったのは、自然に返すことがいいとしながらと、人と暮らす幸せもある、としていること。ペット大国を意識した脚本に、大人の事情を感じつつ、非常に現実的な話…

楽園のカンヴァス

原田マハの、直木賞候補となった本作。結局受賞は逃したものの、評判はすこぶる良く、受賞作品よりも評価する声も聞こえた。実は、原田マハの小説は、過去に読んだ一冊の影響で、それほど好きではない、という印象だった。主人公の感情描写が、少し暑苦しい…

ウェスアンダーソンとグランドブタペストホテル

ウェスアンダーソン監督映画は、アーティスト的な映像、画面の美しさを作りつつ、テンポの良さや、会話の面白さを組み立て、エンターテインメントとしても十二分に楽しませてくれる。グランドブタペストホテルも楽しみな映画だった。そして、見た結果、やは…

ヒトラーとタブー

帰ってきたヒトラー。この本のことをどこで知ったのか。まだ、日本での発売が決まる前、ドイツで話題の本として見かけたのが最初だ。見た瞬間から、見たい!やられた!とはっきりとした欲求にかられていた。本の内容はここでは書かないが、とにかく読んで後…

神宮希林

樹木希林のお伊勢参りをドキュメンタリーで撮影した映画。樹木希林の、人となりがよーく分かる映像。欲しいものは特になく、むしろ何も要らない。自分が必要なものだけを身の回りに集めて、成仏するまで使い倒す。自分が感じたものしか信じず、余計なお世辞…

男の色気

レディーベスという舞台を観た。話のあらすじは、いかにもイギリス的な自己中心的である種適当な歴史の一部分をドラマ仕立てにしたもの。その突っ込みどころはあえてスルー。平野綾や、浅野支店長こと石丸幹二が出ているこのミュージカル。さすがのベテラン…

僕は自分の見たことしか信じない

サッカー選手、内田篤人選手の本。内田選手のことをすごく応援しているものの、なかなか手に取る機会がなく、ようやく購入。内田選手と言えば、イケメンで日本代表の、情熱的よりはクールな、泥臭いよりは爽やかなイメージの選手。女性ファンも多い。元々自…

her

スパイクジョーンズ監督の見たかった映画。たまたま飛行機に乗ったら、先行上映していたので、これ幸い、と早速再生! ありがとうANA!近未来もののSFは、どうも現実感が無く、環境に共感できないことが多いのだけど、この映画では、今の情報社会の、ちょっ…

子どもたち

たまたま入った古本屋で買ったチルドレン。伊坂幸太郎。軽快な読み口で、楽しみながら読める。昔、浪人時代に予備校の夏期講習で、前頭葉を刺激する化学、という名前の講座があったのだけど、この本もちょうど良く前頭葉を刺激される感じだ。登場人物が重な…

悪人パート2/スナッチ

amazon instant videoで借りた2作品目。ちなみに、HDではなくSD画質で借りているものの、全く問題ないと感じている。iPad miniだから? 最初に借りた「パルプフィクション」が面白くて、同じく群像劇調の悪人モノで「スナッチ」を借りる。「ロックストック…

悪人パート1/パルプフィクション

amazon instant videoを使ってみた。 国内での飛行機の移動中、映画を見たいと思ったからだ。 で、記念すべき初体験は「パルプフィクション」。端末にデータをダウンロードするのに思ったよりも時間がかかったものの、ダウンロードしてからは映像もきれいで…

佐渡裕

僕はいかにして指揮者になったか、という本を読んだ。自伝なので、そもそもこの佐渡裕氏に興味がないと何の面白味もない。私はたまたま、この佐渡裕氏が指揮を振るオーケストラを聴きに行く機会があった。奥さんとの海外旅行中、どうしても海外のホールでオ…

オー!ファーザー

沖縄の、従姉妹の結婚式に向かうために乗った飛行機に乗る前に購入。伊坂幸太郎は、昔好きで、貪るように読んだ。群像劇の、パズルがピタッと最後に嵌る感じが大好きです、最後までパズル解きをワクワクさせてくれる伊坂幸太郎作品はとても楽しく読ませても…

海外で暮らす、という憧れ。

学生時代、留学や進学はやりたくなったらできる、まずは新卒で働こう、と考え、その通りにした。その時から、一度は海外で生活してみたい、という憧れはあった。いつでもできると思っていた。TOEICも勉強したし、時々行く出張で英語で話したり、なんてことは…