空港にて

村上龍の文庫本。
なぜか家にあった。奥さんの趣味とも思いにくいが、自分で買った記憶はない。しおり代わりに、中華街の聘珍楼のカードが挟んであった。聘珍楼に行った記憶もない。やはり奥さんか。

短い時間に起こっていることを細かく、複数の視点から書いていて、不快な空気がまとわりついてくる印象。あとがきの、反体制や近代化に対するネガティブはもう要らない、必要なのは希望、という言葉が印象的だった。