stand by me ドラえもん
人は慣れる生き物で、昔と違うドラえもんの声も、3Dの見た目も一時間も経てば慣れるものだ。むしろ、しずかちゃんなんかは可愛く感じてくる。不思議なものだ。
ドラえもんを観ていたのはもう20年以上前。しかしながら小さい時の記憶は案外良く覚えているもの。次々と登場してくる道具のそれぞれに、なんとなくの思い出が蘇ってくる。
ドラえもんって、こんなにのび太を甘やかしてたっけ、とか、ジャイアンとスネ夫はこんなに嫌な奴だっけ、とか、そんなことを思いながら、子ども向けの映画ゆえの短い時間にテンポよく詰め込められたお話を眺めていた。
おいしいところを完全に持って行くのはしずかちゃんのお父さん、と意表を突かれることもありながら、概ねは知った話。安心して見られた。
思い出はいつもきれいなもの。感傷に浸りつつ、あっという間の90分を満喫した。
ただ、最後に一つだけ。
なんか、ジャイ子が厄病神みたいでかわいそう! 私の記憶では、ジャイ子は見た目はジャイアンそっくりだけど、のび太思いでロマンチストな、奥さんにいいタイプだったように覚えてるんだけどなぁ。記憶違いなのかなぁ。