チョコレートドーナツ

久々に映画を借りた。

アランカミングが出ていて、評判のいい映画。チョコレートドーナツ。

奥さんには、またゲイ映画?と半ば呆れられたのだけど、さすがのアランカミング。怪演ぶりは光っている。冒頭のドラァグクィーンのステージから、法廷のシーンまで、引き込まれるような芝居。

今でこそ、カリフォルニアはリベラルで文化的に先進的であるが、この映画の時代ではむしろまだサブカルチャーは差別の対象で、同性愛はその差別の対象だった。

マルコがハッピーエンドをいつも願って、きっとそうなると思ったのに、この終わり方。。。

ラストのアランカミングの、魂の叫びのような怒気を孕んだ悲痛な歌声は、とても印象に残り、何か、心に火をつけられたような気がしました。