2014-10-02から1日間の記事一覧

世界から猫が消えたなら

同世代の有名人、はたくさんいるけれど、エンタメ業界でダントツに有名なのは、映画プロデューサーの川村元気氏。数々のヒット映画をプロデュースし、書いた小説は大ベストセラー。組織の中に身を置きつつ、同世代でここまでのことができるのは本当にすごい…

アフリカの蹄

帚木逢生氏の小説は、浪人時代に新宿の本屋でたまたま手に取って以来、読み続けている。医者ならではの医療ネタは説得力もあるし、勝手に名門だと思っている東大仏文科出身の人物描写、表現力はさすがである。アフリカが舞台の本小説、Amazonで買えたので買…

エスプリ思考

エルメス本社(!)に勤める副社長の日本人(斎藤氏)に取材した、エルメスと斎藤さんのお話。基本的にはエルメスの広報誌。この本は元々、斎藤氏が日本支社にいる時に出版の打診を行い、そして断られた後、グローバルの副社長になった際に再度申し込んだら…

北斎殺人事件

葛飾北斎といえば、浮世絵の第一人者。日本以上に世界で評価され、大英博物館には日本の美術館以上にコレクションがあるという。富嶽三十六景を始め、ダイナミックな構図と色彩は日本文化の象徴といっても過言ではない。日本画、特に美人画などはあまり関心…

十角館殺人事件

日本にミステリブームを起こした、との触れ込みの小説。これまで読んだことがなかったので、どんなのんかと思って購入。最近は、いわゆる推理小説ではなく、どちらかというとサスペンスを読んでいたんだな、と感じさせる、これぞ推理小説。読みながら、一体…

風立ちぬ

ジブリ映画。とても悲しく、そして見応えのある映画だった。大体にして、第二次大戦、ゼロ戦の話というだけで、ハッピーエンドにはなりえない。しかも西欧列強の進んだ工業技術を目の当たりにし、それを超える飛行機を開発し、戦争に勝つなど、まさに奇跡が…