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スパイクジョーンズ監督の見たかった映画。たまたま飛行機に乗ったら、先行上映していたので、これ幸い、と早速再生！ ありがとうANA！

近未来もののSFは、どうも現実感が無く、環境に共感できないことが多いのだけど、この映画では、今の情報社会の、ちょっとだけ先を見せている具合が非常にいい。キーボードを入力せず、口頭でパソコンを操作したり、なんてのは、確かに今はできないけれど、そのうちできそうである。

人工知能と恋に落ちた主人公。見る前は、その新しい恋愛のスタイルを礼賛する話かと思いきや、やはりバーチャルとリアルの壁を思い切り突き付けて、見ている側もはっと目を覚ます。画面の中の主人公同様の気持ちになり、瞬間的に主人公との心理的なシンクロが高まる。

新しいテーマでありながら、非常に人間的な本作。10年後はもしかしたら、この映画のような社会が当たり前になっているかもしれない。今見るべき映画と言える。

この主人公が働く、手紙代筆.comという会社。本当にあるのかなぁ。あるなら、私もそこで働きたい、と思ってしまった。。。